ホリデイ・トレッキング・クラブ

ご挨拶

一般社団法人こどものみかた 代表理事 土肥直樹

 

 「こどものみかた」は「小児T&A」と「こどもの病歴聴取と身体診察を学ぶワークショップ(HAPPY)」を運営する一般社団法人として2014年4月に設立されました。
 
 有志の手で草の根的に開催されてきた両ワークショップがここ数年全国を行脚するようになり、多忙な診療業務とワークショップ運営の両立が難しくなってきました。そこで、ワークショップ開催に係る事務作業、金銭管理、コンプライアンス対策を専門家に委託し、私たちはコンテンツ制作と医学教育に注力すべく、このたび法人を設立いたしました。 

 
 「世界を変える『20代』の育て方 柳沢幸雄著(大和書房)」によれば、世界大学ランキング1位に君臨するハーバード大学が入学試験で最も重視するのはダイバーシティ、多様性だそうです。「こどものみかた」のメンバーもダイバーシティに富んでいます。私自身、この10数年間のライフワークはプライマリ・ケアと医学教育、近年もっとも時間をかけて学んでいるのは「こどもの診かた」ですが、その前の約10年間は消化器一般外科を修練していました。
 
 臨床の真髄はベッドサイドにあり、病歴聴取と身体診察であると思います。「こどものみかた」のメンバーはダイバーシティに富む各々の経験からそのことを確信しています。私たちの活動のキーワードは「共有」です。仲間との「共有」を通して日常診療の悩みや疑問を解決すること、ともに成長し“HAPPY”になること、それが「こどものみかた」のミッションです。「共有」の蓄積のなかからエビデンスを構築し、「こどもの味方」として、こどもたちを“HAPPY”にすること。それが私たちのゴールです。
  
 それにしても「こどものみかた」の多様なメンバーはどこでどのようにして出会ったのでしょう。ご興味のある方はぜひ私たちの仲間に加わってください。一緒にワークショップを運営することで謎は解け、「共有」の輪がさらに広がることでしょう。また、2016年より「乳幼児健診のワークショップ(CHEER)」を新たなコンテンツとして加え、こどもの健康や診療に関わる多くの人たちと共に “こどもの未来”を幅広く考えていきたいと思います。
 
是非我々の活動に参加してみてください!
きっと、愉快な仲間たちがあなたをお待ちしていますよ。